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着物でおでかけ 福井市大安禅寺

2016年07月20日 更新
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着物は、一般的に着る機会が減ったとはいえ、結婚式、成人式や卒業式、そして華道や茶道といった日本の伝統文化と共に今もなくてはならない存在です。

とても高価なものですが、母から娘へ(姑から嫁へ)、そしてまたその子へと代々受け継ぐことができて、きちんと手入れをして保管をすれば何十年も着ることができます。
洋服と違って時代を選ばず、質さえよければ、古くなっても今度はアンティーク着物としての価値が出てきます。

 

何と言っても着物姿の女性が歩いていると景色が華やぎますね。日本女性を最も美しく見せてくれる装いといえるんじゃないでしょうか。

 

そんな着物が大好きな4人が、揃ってお出かけすることになりました。行先は福井市の大安禅寺。出発前は着付けで大忙しです。

 

福井市中心部からは車で20分くらい。4月初旬の大安禅寺はひっそりとしています。

 

御本尊が祀られた内陣の前のきらびやかな天蓋に目を奪われました。御本尊の正十一面観音像はなんと平安時代に作られたものとのこと。また狩野派による襖絵は300年前のもの。奥には殿様が来られた時に使われた「御成の間」があります。

 

廊下に出ると眼前に苔と枯山水の阿吽庭が広がります。樹齢300年という枝垂桜の花が咲いていました。また樹齢600年の高野槇も。阿吽庭の奥には開基堂が見えます。

 

開基堂には大安禅寺を建てた松平光通公が祀られ中央の金色の厨子には光通公の木像が納められていて毎年4月29日だけ公開されます。

徳川の紋と豊臣の紋が並んでいるのも珍しい光景です。この二つの紋が並置された意匠は、境内を上ったところにある松平家の墓所「千畳敷」でも見ることができます。祖先の育ての親である豊臣家への恩も忘れないという光通公の思いが示されています。

 

大安禅寺は戦災や震災の被害を免れ、300年以上前の創建当時の姿をほぼ残しています。平成20年(2008)にその大部分が国の重要文化財に指定されました。

建物自体にも、その中に安置された数々の仏像にも古い歴史を感じさせる大安禅寺ですが、多彩な体験講座やイベントも行われていて現代の我々にも身近な存在なんですね。

 

そして一大イベント「花しょうぶ祭」が、今年は名称を「さん華まつり(さんげまつり)」と改めて6月4日(土)~6月26日(日)に開催されます。花しょうぶ、バラ、紫陽花の三つの花に加えて、人気の法話や精進料理、コンサート、工芸展、華展にお茶会…と大安禅寺の魅力がてんこ盛りです。ただし千畳敷まで足を延ばすなら、着物は避けた方が無難かも(山道をけっこう歩きます)。

 

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