北陸・福井 冬の水ようかん食べ比べ会2016年vol.3-4, Part1 「開会」

2018年02月15日 更新
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美術館喫茶室「ニホ」にて

水ようかんは、単なる食べ物ではなく、パッケージデザイン、乾燥防止シート、説明書、さじなどを総合的に楽しむ文化である(同会のFBページより引用)。写真家、ビジュアル・クリエイターのマイク・ヨコハマさんは自ら「水ようかん文化愛好家」を名乗り、2012年から「水ようかん食べ比べ会」を毎冬数回ずつ開催しています。今シーズン3回目となる「食べ比べ会」が1月17日、福井県立美術館の敷地内にある喫茶室「ニホ」で開かれました。この店の名物メニュー「水ようかんパフェ」の出番は、この日はありませんでしたが、2部に分けることになったほど大勢の参加者で、店は夜8時過ぎまで賑わいました。

 

開会にあたってマイクさんが「赤系」「小豆色系」「その他系」と分けた各店のパッケージを手に水ようかんの魅力を語ります。

 

江川の小豆粒入り水ようかん

福井の水ようかんでおそらく一番なじみ深いのはこの「赤系」パッケージの江川の水ようかんでしょう。マイクさん曰く「世界で一番売れている水ようかん」。ただしこの日用意されたのは江川本店でしか販売されていないという「あずき粒入り」という商品でした。通常の「江川の水ようかん」に馴染んだ皆さんはどういう感想を持つでしょうか。

 

小豆色系、松岡軒の水ようかん

実は水ようかんで一番多いのは小豆色系のパッケージ。松岡軒のこのシンプルなパッケージには福井の水ようかんの特徴である「一枚流し」と書かれています。

 

にしさかの箱には東尋坊の風景が

小豆色系の中でも三国「にしさか」の水ようかんは地元の名所東尋坊の風景が描かれた郷土色豊かなパッケージでマイクさんのお気に入りです。

 

越前水仙と書かれた白いパッケージ

かと思うと朝日風月堂の水ようかんは真っ白なパッケージなのに「越前水仙」と書かれていることが話題に。気が付くとこのパッケージを持つマイクさんの手の向こうに、たまたま外のテーブルに飾ってあった水仙が写っていました。

 

飛び入り参加、野木

この日お店の人が直々に持って来られたという飛び入り参加の武生(越前市)の老舗和菓子店「野木」。老舗ながら水ようかんを作り始めたのは50年前ということで、水ようかんの世界では新参者(!)なんだそうです。

 

水ようかんの箱が並ぶ会場

スピーチが終わるといよいよ食べ比べタイムの開始。窓際に設置された長机の上にずらりと水ようかんのパッケージが並んでいます。食べ比べの様子はPart2で。

 

【参考】(当日配付資料「北陸・福井 冬の水ようかん食べ比べ会2016 vol.3及びvol.4」より引用)

水ようかん文化愛好家 マイク・ヨコハマの定義(2014.1.18改訂)

  1. 一枚流しである
  2. 黒糖を使用
  3. さじが付いている
  4. 説明書が付いている   4つのうち3つ以上を満たすもの

水ようかんは、単なる食べ物ではなく、パッケージデザイン、乾燥防止シート、説明書(ライナーノーツ)、さじなどを総合的に楽しむ文化であると信じています。単においしいかどうかだけで話をするのは勿体ない。

用語解説

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