古事記・日本書紀ゆかりの地 敦賀を訪ねよう<福井県・まちかど県政>
2016年08月10日
古事記は現代に伝わる日本最古の歴史書、日本書紀は日本最古の正史です。二つ合わせて記・紀と呼ばれています。
今年は古事記完成1300年にあたり、2020年には日本書紀が完成1300年を迎えます。そこで県では、記・紀に登場する県内の神社や史跡の数々を訪れてもらおうと、古事記・日本書紀ゆかりの地を県内外へPR しています。
氣比神宮は古事記には氣比大神、また日本書紀には笥飯大神と書かれています。記・紀にそろって書かれていることからも歴史の重厚さが伝わってきます。
こちらの境内には「つぬがあらしと」を祀る角鹿(つぬが)神社があります。敦賀はもともと「つぬが」と呼ばれていました。
古事記には15代目の応神天皇の歌がのっており、その中に「角鹿(つぬが)の蟹」という言葉が出てきます。現在の越前蟹のルーツかもしれませんね。
また日本書記には天皇の食用となる塩が「角鹿の塩」だけになったというエピソードも語られています。このように記・紀には敦賀がいくつも語られています。
2012年6月17日(日)放送<福井県・まちかど県政>より
※福井県の許可を得て掲載しています。(字幕制作:GEN)