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沖縄の伝統芸能エイサー「みなとーま」琉球國祭り太鼓 福井支部 

2019年04月18日

イベント

2017年10月7日(土)福井県越前町にある越前陶芸村で行われた越前秋季陶芸祭での琉球國祭り太鼓福井支部によるエイサー演舞から「みなとーま」という曲です。

 


会場となった越前陶芸村の芝生広場

 

「みなとーま」とは西表(いりおもて)島にある船着き場の呼び名。お囃子のリフレインが軽快な八重山民謡です。(八重山諸島とは、石垣島、竹富島、西表島、小浜島、黒島などを指します)ただ、唄の内容は決して明るいばかりでなく、人頭税時代の役人接待に対する風刺が込められているのです。

 

唄うのは、自身も八重山・竹富島出身の日出克さん。祖母も竹富島の重要無形民俗文化財・種子取祭(たなどぅい)の唄い手だったという、芸能が身近にある家庭で育ちました。代表作は「ミルクムナリ」。

 


竹富島 種子取祭の様子
(写真は、沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語より)

 

【エイサーとは】
本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつ。各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆に地域内を踊りながら練り歩きます。その起源については諸説ありますが、1600年頃、浄土宗の上人が仏典を踊りながら唱える念仏踊りを伝え、エイサーに発展したとも言われています。

 

「琉球國祭り太鼓」は、沖縄の伝統芸能エイサーをベースに、空手の型を取り入れた独自の振り付けとダイナミックなバチさばきで、今や沖縄を代表し、若者に圧倒的な人気を誇る創作太鼓集団です。1982年に沖縄市の泡瀬を中心とした若者たちによって結成されて以来、沖縄が大切にしてきた
「迎恩」の心を打ち響かせてきました。

 

結成35年目を迎える現在、その輪は沖縄を超え、日本国内49支部・海外6カ国27支部、総勢2,500名余り(2018年8月現在)。世界規模にまで活動の場を広げています。

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