コウノトリ舞う里づくり<福井県・まちかど県政>
2020年06月24日
福井には豊かな自然と、それを守ろうと頑張っている人がたくさんいます。今回はコウノトリが住みやすい環境を作るために、越前市白山地区で行っている活動をご紹介します。
平成23年12月、兵庫県から福井に来た、コウノトリのフックンとサッチャン。昨年と今年、産んだ卵は残念ながら無精卵でした。今年は兵庫県立コウノトリの郷公園から有精卵を3個譲り受け、その卵をフックンとサッチャンが温める托卵を実施。無事コウノトリのヒナが誕生しました。
越前市白山地区ではコウノトリが来てから毎日、住民の方がコウノトリの見守り活動を実施しています。今年は活動を強化し、見学者や野生の鳥や獣への対応など、ヒナが健やかに育つ環境づくりに地域一丸となって取り組んでいます。
越前市では見守るだけでなくコウノトリを呼び戻す農法を実践し、農薬や化学肥料を使わない農法、冬水田んぼの拡大などコウノトリが住みやすい環境を整えています。
ここに集まってるのはコウノトリが舞う里づくりを地元の方と一緒に頑張ってる皆さん。地域全体で自然環境について考え、コウノトリが住みやすい故郷を作る活動が広まって欲しいですね。
2014年6月29日(日)放送のTV番組「まちかど県政」より
福井県の許可を得て掲載しています。(字幕制作:GEN)