金津創作の森の陶芸指導員 陶芸家アーロン・ブラウンさん
2018年03月27日
福井県あわら市の「金津創作の森」を訪ねアメリカ出身の陶芸家アーロン・ブラウンさんにお話を伺いました。自然豊かなノースカロライナ州で育ったアーロンさんは大阪に留学していた高校時代に陶芸と出合い、その後、東京芸大や磁器の本場九州で陶芸の研鑽を積みました。大都会よりも、自然があって落ち着ける田舎で陶芸をしたいと2011年あわら市に移り住み、金津創作の森の創作工房で陶芸教室や体験講座の指導にあたるかたわら自身の創作に取り組んでいます。
達者な日本語と気さくな人柄で人気のアーロンさん。金津創作の森 創作工房にて
ろくろで壺を作るところを見せていただきました
代表作の一つ「粉青瓷菱形十二面体」。実は1m近い大作
幾何学的な厳密さを感じる作品でした。造形における黄金比や白銀比といった比率を研究してきたアーロンさんらしく、取材後の雑談中にもフィボナッチ数列など自然界にある比率、西洋と東洋での比率の好みの違い、寺院に見る比率…と比率をめぐる話が尽きませんでした。
自然豊かな環境にある金津創作の森創作工房