越前加賀宗教文化街道「永平寺町」
2018年11月06日
長い長い時間をかけて喜びや悲しみと寄り添ってきた宗教の歴史が、文化という一本の大きな道と
なり、今も未来へと伸び続けています。
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2014年3月北陸新幹線が金沢まで開通しました。この動画はその金沢開業を見据えて制作されたものです。越前加賀地域にある宗教文化資源をテーマに、あわら市、坂井市、勝山市、永平寺町、石川県
加賀市が連携して「越前加賀宗教文化街道~祈りの道~推進協議会」が発足、動画制作を進めてきました。ナレーションは、NHK「プロジェクトX」で知られる田口トモロヲさんが担当しています。
トモロヲさんの静かな語りと曹洞宗大本山永平寺の荘厳で凛とした空気をぜひ味わってください。
東京駅の駅長室に掛けられている「無事」という扁額は、曹洞宗大本山永平寺第76世貫首 秦慧玉
(はた えぎょく)禅師(1896-1985) の揮毫によるもの。
永平寺は1244年に道元禅師によって開かれた禅の修行道場です。雲水の一日は、洗面、朝夕の坐禅、勤行、行鉢(ぎょうはつ)と呼ばれる食事、そして作務と言われる労働に明け暮れます。
「只管打坐」、ひたすら坐禅をするというその教えは、己と静かに向き合い、人として生を受けた
この身は大自然の一部であるということに覚醒すること。「境目を捨てる」、それが禅の修行なの
です。
※この動画は福井県永平寺町の許可を得て掲載しています。(字幕制作 : GEN)