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用語解説

泰澄大師


赤兎山から見た白山

 

奈良時代の僧泰澄は682年に越前国麻生津(あそうづ)、現在の福井市三十八社町に生まれました。幼い頃から越知山をはじめとする越前の山で修業を積んで悟りを開き、その後は都でも活躍しました。そして天平9年(737年)全国に流行した疱瘡を祈祷によって終息させたことから大和尚位と「泰澄」の尊称が与えられました。大師は多くの山にゆかりがあり、特に越前五山を開いたとされています。

 

[越前五山]
文殊山(365m)
吉野ヶ岳(蔵王山)(547m)
越知山(613m)
日野山(795m)
白山(2702m)

 

ここに白山が含まれているのは、開山当時(717年)現在の石川県は越前国の一部だったためです。その後も大師が開いた平泉寺白山神社(福井県勝山市)が所領としていたので、1872年に石川県に編入されるまで白山は越前領でした。
2017年には大師による白山開山1300年を記念して様々なイベントが行われました。

 


泰澄大師の墓と伝えられる越知山大谷寺の九重の塔

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