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福井市舟橋町 黒龍神社の左義長 平成31年

2020年06月15日

伝統行事

 

2月15日(2019年)、福井市舟橋町にある黒龍神社で伝統の左義長の火祭りが行われました。まだ暗い午前6時、氏子総代が「ハヤスゾー」のかけ声に続いて藁山の横穴にもぐり点火します。

 

藁山には水田1.2ha分もの稲藁が使用されています。この大量の藁は昨年秋に集められて、倉庫で保管されていたもの。その大きさと建物との近さに、燃やして大丈夫?と心配になりますが、事前に藁に水をかけて燃えるスピードを抑えるなど、細心の注意が払われています。

 

 

祭りは2月10日夜の「扇あつめ」で始まります。この一年間に結婚や新築などの慶事のあった家を子どもたちがまわって扇(と金封)を集める行事です。今年の対象は新築の家ばかり12軒で、「扇を出さな、建てた家壊せ」と子どもたちが囃し立てます。

 

 

扇あつめの翌日、2月11日には左義長の建前が行われます。早朝から町民が集まり、藁の手入れやしめ縄作り、支柱の組み上げなど屋内外で様々な作業が進められます。今年は天気に恵まれましたが、どんな悪天候でも左義長は1日で完成させることになっています。

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