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令和元年 おわら風の盆 ~西町~

2019年09月10日

伝統行事

富山市八尾町(やつおまち)で毎年9月1日~3日に行われる「おわら風の盆」。この動画は西町支部の昼間の町流しです。(2019年9月2日撮影)

 

西町は、東町とともに旧町の中心にあって旦那町として栄えました。今でも土蔵造りの家や風情ある酒蔵、格子戸のある旅館など情緒溢れる建物が残っています。昼間に行われる、禅寺坂を下った先にある禅寺橋での、石垣を背にした輪踊りには独特の風情があります。

 


西町の歴史ある酒蔵「福鶴酒造」。風の盆期間中は、焼き鳥や生ビールの販売でにぎわいます。
中で飲食もできます。

 


編み笠を外して「駅舞台」の出番を待つ福島(ふくじま)支部の踊り子さんたち。「駅舞台」とは、福島はJR越中八尾駅に近い町なので、風の盆期間中は駅横の特設舞台で踊りが披露されるのです。福島支部は、旧町から移り住んだ人たちを中心として結成された新しい支部です。歴史は浅いのですが、11支部の中で最大のおわら人口を誇っており、広い通りでの大人数の町流しも見応えがあります。

 

【おわら風の盆 Q&A 】(その3)
Q: 踊り子さんの帯は、なぜ黒と決まっているのですか?
A: その昔、おわらの着物を揃える際、高価な帯まで手が届かなかったので、どの家庭にもあった黒い帯を用いて踊った名残りと言われています。
(おわら風の盆 ガイドマップより)

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