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スタッフブログ

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福井藩 江戸上屋敷拝領 400年記念 福井県物産展

2020年02月04日

雑感

 

「福井藩江戸上屋敷拝領400年記念 福井県物産展 in KITTE」と名付けられたイベントが先週開かれました。KITTEは東京駅丸の内南口を出た所にある6階建ての商業施設。旧東京中央郵便局を一部保存したレトロな外観で、その上にそびえる真新しい高層ビルJPタワーとの対比が目を引きます。その地下1階が今回の会場となった観光・ビジネス情報センター「東京シティアイ」というスペースです。

 

たまたま30日に東京で開かれた技術セミナーに参加した「ついで」のような感じで訪れたんですが、そこで初めて「福井藩江戸上屋敷拝領400年記念」が冠されていることとその意味を知り「なぜ東京駅で?」という疑問は解けました。福井藩江戸上屋敷があったのは今の「大手町プレイス」なので会場の近くです。

 

ところで銀座の町並みの基礎を作ったのは福井藩士で東京府知事をつとめた由利公正でした。安政の大獄で処刑された橋本左内や梅田雲浜の墓がある回向院は荒川区。台東区には福井藩邸跡にできた「福井町」がありました。東京の中心部にも福井にゆかりのある物がいろいろあるんだなとあらためて思いました。
T.S

映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯」鑑賞

2020年02月01日

映画

 

2017年に公開され、大きな反響を呼んだ映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」。その生涯をさらに深く、そして沖縄戦後史の激動を描いたドキュメンタリー映画 「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯」を見てきました。

 

アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだカメジローこと瀬長亀次郎は、230冊を超える日記を詳細に書き残していました。その日記を丹念に読み解き、改めてカメジローの生涯と、戦後の沖縄で起きた、教公二法阻止闘争、コザ騒動、毒ガス兵器移送などをこの映画では精緻に迫っていきます。

 

映画のクライマックスはやはり、国会での当時の佐藤首相との論戦です。決して感情的にならず、時にユーモアを交え、めりはりのあるカメジローの追求には一切のぶれがなく、強い信念が伝わってきます。また、当時の沖縄での最高責任者である高等弁務官を務めたキャラウェイ中将(沖縄の自治権を「神話だ」と評した)の証言や、米軍が秘密裏に備蓄していた、全沖縄県民が致死するほどの量のVXやサリンの毒ガス兵器移送のことなどは、この映画を見なければ詳細には知りえなかったと思います。

 

元NHKアナウンサー山根基世さんのナレーション、役所広司さんの語り、坂本龍一さんによる音楽も素晴らしかったです。(H.S)

 


上映されたメトロ劇場 にあった、この映画の監督 佐古忠彦さんの色紙

 


映画の感想を自由に書けるシネマノート
このノートを読んでみると福井に数多くの映画ファンがいることが分かるし、マイナーな作品でもその良さを伝えようとする熱い思いを感じます。そして、このメトロ劇場の雰囲気もずっと変わらないで欲しいと心から思いました。

 

【映画予告編】

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