『フランス人は10着しか服を持たない』と禅の教え
2016年09月29日
昨年ベストセラーになっていた本ですが、最近になってようやく読みました。
書かれているのはパリに住むマダムの暮しぶり。
そのマダムのライフスタイルとして挙げられていた一例は次のようなことでした。
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日常を特別なものとして生きる
間食するのはシックじゃない
食べる時は味わうことに集中する
要らない服は捨てる
ありのままの自分に満足する
一人の時こそ美しく振る舞う
身近な人にもマナーを持って接する
物を買い過ぎない
沈黙を楽しむ
本や新聞を読む
今持っているものに満足する
ささやかな喜びを見つける
ひとつのことに心を集中させる
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読んでいくと、それは日本の暮しにも影響を与えてきた禅の教えに通ずるものが
あるように思えました。パリのマダム(しかも貴族の家系とか!)の生活と禅に共通点が
あったなんて意外でしたが、もしかすると人が究極的にたどりつく精神的な安らぎとは、
人種や宗教を越えて意外と絞り込まれたところにあるのかもしれませんね。(H.S)
ジェニファー・L・スコット著 神崎朗子訳 (大和書房)
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