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スタッフブログ

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ワインイベント in 福井駅前ハピテラス

2019年10月19日

祭り・イベント

ワインの美味しい季節になりましたね。
そんな先日、福井駅のすぐ前にある屋根付き広場「ハピテラス」で、恒例のワインイベントが開催されました。

 

イベントでは、世界各国から厳選した150種類のワインを1杯200円から提供。地元福井の有名店なども出店していて、お店手作りの料理やパン、デザートまで楽しめました。ステージではビンゴ大会やダンスイベントも行われ、たくさんの来場者で終日にぎわっていました。またブースだけでなく、ワインのワゴン販売もあって、テーブルの間を回って来てくれるので、いちいち席を立つのが面倒な人にもってこいのサービスがうれしかったです。(H.S)

 


全天候型のハピテラス
こういうイベントにはぴったり

 


シャンパーニュコーナーも

 


スロベニアワインは初めて見ました

 


福井の老舗洋食店「グリル葵」さんのブース

 


他にもワインに合いそうな一品が色々あって思わず目移り

 


オードブル盛り合わせ

 


お得な前売り券は「リカーワールド華」や「ヤスブン」各店で販売していました

生誕100年 水上 勉展 ~生きるということ~

2019年09月19日

祭り・イベント

 

福井県立図書館内にある福井県ふるさと文学館で開催中の「生誕100年 水上勉展」に行ってきました。水上勉さん(1919-2004) は、福井県おおい町生まれの作家で、代表作には直木賞を受賞した『雁の寺』や、『飢餓海峡』『越前竹人形』『はなれ瞽女おりん』などがあります。

 

会場内の大きなパネルになった水上さんが雪の中、コート姿で佇む写真のダンディさにはそこいらの俳優も敵いません。 また、壁面いっぱいに並べられた水上さんの本はどれも味のある装丁で壮観です。中でも特に、白地に淡い紅色でタイトルだけが大きく書かれた『五番町夕霧楼』の表紙は印象的でした。

 

直筆の原稿も多く展示されていて、その何とも柔らかな、やさしい字に水上さんの人柄が偲ばれます。やはり赤入れや直しはかなり多く、最終稿を仕上げるまでの大変さを目の当たりにしました。

 

また、あるエッセイからの一文には心揺さぶられました。

 

―私は、子供時代を振り返って、何一つの教訓などたれなかった貧乏な父と母のことを思い、二人はいま千篇の書にまさる言葉をいっぱい残して死んだことに気づいている。―  

 

こんな水上さんだから、『ブンナよ、木からおりてこい』みたいな小説も書けたのですね。

 

この展示会は観覧無料で、貴重な映像や講演音声もあり、水上先生の集大成を見ることができる贅沢な空間です。一日ここにいられるくらいでした。(H.S)

福井県勝山市 年の市

2019年01月24日

祭り・イベント

勝山年の市ポスター

300年も続いている福井県勝山市の冬の風物詩「年の市」が今年も1月27日(日)に開催されます。

このイベントでは木工品や地元名産品など様々な商品が並べられ、毎年多くの人で賑わいます。

 

そば打ち

普段なかなか見ることのできない、まちセリ、村の達人、手作り細工、蕎麦打ち、ガラポンなどが

見られます。そして美味しそうなカステラやたこ焼きなどの屋台もずらりと並び、長い列ができます。

 

この動画は2016年に初めて見た「まちセリ」の様子です。1万円の価値がある縁起物が、

この特別なイベントでは100円からスタートしていました。「100円!」「300円!」「3000円!」と

値段が上がっても、観客の手があちこちで挙げられていました。

 

せり

多くの手作りの商品がセリにかけられて盛り上がりを見せていました。

 

勝山は自然も豊かなので、のんびりした時間も楽しめます。また行ってみたいと思います。

ぜひ皆さんも一度、その盛り上がりと大自然を体験しに福井県勝山市の年の市に

行ってみてくださいね!

 

T.F

ナショナル ジオグラフィック写真展 ―地球の真実―

2018年10月28日

祭り・イベント

福井市美術館で開催されている「ナショナル ジオグラフィック写真展―地球の真実―」を見てきました。

 

 

記録写真や動物写真で知られる雑誌『ナショナル ジオグラフィック』。
日本人としてただ一人、その表紙を2度飾ったのが岩合光昭さんです。

 


表紙を飾った2冊と岩合光昭さん 
(ナショナル ジオグラフィック日本版公式サイトより)

 

ちなみに上の写真展チラシに使われているライオンの写真も岩合さんの作品。《生死をかけた戦い》と題されたこの写真は、一頭の雄ライオンが群れの中の雄に戦いを挑んだ様子を捉えています。激しい戦いの末、この挑戦者は最後に頭をかみ砕かれてしまいます。岩合さん自身もライオンに襲われる危険のある切迫した状況下での撮影でした。

 

その他多くの展示作品のいくつかはメイキング映像やカメラマンのインタビューも見られます。中でも特に印象的だったのは、ポール・ニックレンが水中でヒョウアザラシを撮った時のエピソード。その
ヒョウアザラシはニックレンのことを狩りの下手な仲間のアザラシと勘違いしたのか、自分が獲った
ペンギンを何度も運んできたのです。ニックレンいわく、「きっと私を飢え死にしそうな仲間だと思ったのかもしれません。こんな経験ができて、写真家としてこの上なく幸せです」。

 

地球の極限の地を探検して命懸けで撮られたような写真の迫力にも圧倒されますが、やはり動物の写真は心打たれるものがあります。この地球は人間だけのものではないことを改めて教えられた気がしました。(H.S)

福井県立歴史博物館 特別展「幕末維新の激動と福井」

2018年10月11日

祭り・イベント

福井県立歴史博物館で行われている特別展「幕末維新の激動と福井」を見てきました。

 

 

幕末明治福井150年博の一環として開催されているこの特別展には、初公開の貴重な展示が2点あり
ます。ひとつは、坂本龍馬の花押(署名)付書簡の原本。そしてもうひとつは、橋本左内の紋服です。

 

坂本龍馬のその手紙では、薩摩藩士に同行して関東に行くことを福井藩士・村田氏寿に知らせており、花押付の原本は全国でも唯一という大変貴重なものです。

 

また、橋本左内の紋服は、左内の母 梅尾が遺品として大事に持っていたものです。表は黒い絹地ですが裏が藍染になっていて、今も鮮やかなその藍色を見ると、左内が本当に若かったということを目の当たりにした気がします。

 

橋本左内関連の展示では、自筆の「啓発録」の掛け軸(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)や「明道館諸役輩名簿」などもあり、見事なバランスで几帳面に書かれた筆致からは左内の聡明さがダイレクトに伝わってきました。

 

他にも、松平春嶽、由利公正、横井小楠、坂本龍馬、西郷隆盛の書簡や資料も数多くあり、非常に見応えのある展示でした。(H.S)

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