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スタッフブログ

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雪国に春の訪れを告げる奇祭「勝山左義長まつり」

2017年03月06日

祭り・イベント

先月の最終日曜、 勝山左義長まつり に行ってきました。
勝山左義長は福井県勝山市で毎年二月の最終土日に行われ三百年の歴史を誇るお祭りです。勝山市街地の各町内に12基の櫓を建てて、その上で赤い長襦袢姿の男女が子どもも一緒になって、独特のおどけた振り付けで三味線、笛、鉦の軽快なお囃子に合わせ浮かれながら太鼓を叩く様子は、全国でもこの勝山左義長だけの特徴ということで、この祭りが奇祭と呼ばれるゆえんでもあります。

 


雪国とは思えない派手な衣装で皆さん弾けてます!

 

祭りの期間中は各町内ごとに違う色の短冊が道路の上に飾り付けられ、それが風になびいてとっても
にぎやかな雰囲気。お祭りの屋台も軒を連ね、地元の人たち手作りの美味しい物も色々と売られているから、あれもこれもとついつい食べ過ぎてしまうんですよね。

 

祭り二日目の日曜日には地元の酒蔵 「一本義」で酒蔵まつりも催されます。
これを目当てに祭りに足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人。
なぜなら、この日はふだん入れない酒蔵の見学もできて、一本義で作った酒饅頭の販売もあったり、
特設の屋台では代表的な一本義の銘酒がお得に飲めるんですよ。左義長限定のお酒も販売されるのですが、私が着いた午後一時頃には既に売り切れていました。残念!

 


酒蔵の中に掛けられていた一本義の大きな垂れ幕。年季が入ってますね。

 

個人的にもとてもおすすめのお祭りです。勝山左義長にはJR福井駅から、えちぜん鉄道でのお出かけが便利ですよ。終点の勝山駅まで雪景色を眺めながら、のんびり各駅停車の旅を楽しむのもまた一興です。そして同じ勝山市内にある大人気の福井県立恐竜博物館もぜひ訪れてみてください。
勝山駅から博物館行きのバスも出ています。(H.S)

 

こちらは二年前に勝山左義長へ行った時の動画です。

「泰澄大師ゆかりの秘仏 特別拝観バスツアー」同行記

2016年11月20日

祭り・イベント

11月6日(日)越前町観光連盟主催の「泰澄大師ゆかりの秘仏 特別拝観バスツアー」に同行、
撮影取材をしてきました。このツアーで巡る福井県越前町朝日地区は、泰澄大師ゆかりの寺社・旧跡が数多くあり、平安・鎌倉期の仏像の宝庫なのです。戦国時代の争いや明治時代の廃仏からも生き延びて
今なお住民たちの信仰で守られている秘仏をこの日は特別に拝観させていただきました。

 

※泰澄大師は飛鳥時代(7世紀末)、現在の福井市麻生津(あそうづ)に生まれました。
神童と呼ばれた大師は11歳の時、夢のお告げで越前町の越知山大谷寺に登り、苦行難行の後、
ついに仏の教えを悟ったと言われています。その後36歳の時に霊峰白山を開山。

 


朝日観音福通寺 木造 千手観音菩薩立像(鎌倉時代)福井県指定文化財 
頭上に十一面を頂き、四十二本の手を持つ観音様

 


福通寺では御朱印もいただきました。

 


日吉神社 木造 大日如来坐像(平安時代)有形文化財
神社の拝殿に大日如来像があるのはめずらしいのですが、
元々は上記の福通寺にあったと言われ、御開帳の時には福通寺まで
大人十人以上で担いで里帰りするそうです。

 


八坂神社 木造 十一面女神像 (平安時代) 
現在、ごらんの通り福井市立郷土歴史博物館「福井の仏像」展に出張展示中
この写真は博物館で特別に許可を得て撮影

 


八坂神社には「延命水」と呼ばれる湧水も出ています(北陸の名水百選)
京都の八坂神社と同じく「祇園祭」が7月14日行われるそうです。
とても風情ある祭りとのこと。行ってみたいですね。 

 


1300年の歴史を誇る北陸屈指の古刹、越知山大谷寺の本堂

 


大谷寺の敷地にあるこの九重塔は泰澄大師の墓と伝えられています。 国指定文化財

 


浄勝寺へ向かう階段
浄勝寺第十三世の住職、上野丹山は江戸時代後期を代表する文化人でした。

 


浄勝寺敷地にある長屋門

 


長屋門を出ると目の前に里山の秋の風景が広がります。 

 

ツアーには県内のみならず、県外からのお客様もいて、大阪から一人で参加していた女性は、
ネット検索でこのツアーを知ったそうです。地元の大阪にもまだまだ知らない仏像がけっこう
あるんですと話していました。

 

案内役の福井市立郷土歴史博物館の藤川学芸員によると、仏像そのもののパワーがあまりにも強い
ため、人々がその強すぎるパワーを浴び続けないよう制御するため扉を閉ざして秘仏にしたとのこと。
その理由に目から鱗が落ちるようでした。

 

来年もこのツアー開催されるようですから、
晩秋の一日、ぜひ福井の秘仏に会いに来てみませんか。(H.S) 

宮古島の奇祭「パーントゥ」

2016年10月20日

祭り・イベント

宮古島には「パーントゥ」というとても変わったお祭りがあります。
島尻地区で旧暦の9月上旬(正式な日程は直前まで発表されず)に行われるこの祭り、
仮面を付けた三体の仮装神が出現して各家を回るのですが、
何がすごいって、この神様たちは全身に泥を塗りたくっていて、
その泥を誰彼かまわずなすりつけていくのです。

 


(写真 ・ 旅行予約サイト「たびらい沖縄」より)

 

おまわりさんや観光客にだって容赦しません。
そのうえ厄介なのが、この泥のにおいです。
この泥は何と、この祭りだけのためにわざわざ専用の沼のようなところで培養されており、
そのにおいたるや強烈で、洗ってもまず落ちないそうです。
想像するに堆肥に近いものなのでしょうか。

 

それでも厄払いのご利益は多大なようで、祭りの日が近づくと 
地区の人たちはこの神様たちが現れるのを心待ちにしているようです。
この宮古島の「パーントゥ」は平成5年(1993年)、重要無形民俗文化財に指定されました。
そして今年の「パーントゥ」は先ごろ10月6、7日に無事行われたそうです。
今年も集落には子どもたちの絶叫(?)が響き渡っていたとか…。

 

勇気ある方、一度見物に行ってみませんか?ただし着替えをお忘れなく!(笑)
(H.S) 

日本の夏祭り!パート5

2016年10月13日

祭り・イベント

先日のスタッフブログで「葵祭」が日本最古の祭りとご紹介しましたが、

その約30年後にもう一つの祭り始まりました。

593年から始まった「愛染祭り」です。

大阪市天王寺区の愛染堂で行われます。

 

「苦しみや悲しみを抱く人々を救済したい」という聖徳太子の願いを長年受け継ぎ、

行われてきた、無病息災を祈る祭りです。

 

毎年6月30日から7月2日まで行われます。

 

また現在ではこの祭りは「大阪三大夏祭り」の一つになっています。

大阪の夏の三大祭りとは「天神祭り」「住吉祭」そしてこの「愛染祭り」なんです。

 

「宝恵(ほえ)かご行列」の一部をお楽しみください。

「Mari Yoshitani」さんの「愛染まつりパレード(2)」をシェアさせていただきます。

 

いかがでしたか?とても素敵な愛染娘さん達が印象的でしたね!

 

ではもうひとつ、だんじり囃子と龍踊りもお楽しみください。

「BinsukeIPO」さんの動画

「2016年 愛染まつり② だんじり囃子&龍踊り①」をシェアさせていただきます。

 

 

T.F

 

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日本の夏祭り!パート4

2016年10月08日

祭り・イベント

すっかり涼しくなり、秋になった今日この頃、いかがお過ごしですか?

日本では、夏だけではなく、秋にも様々な祭りが行われます。

暑い中での夏祭りも楽しく、盛り上がれますが、涼しく、しっとりとした雰囲気の中で楽しめる秋の祭りもいいんじゃないでしょうか?

 

さて、日本最古の祭りはご存知ですか?京都の567年から始まった「葵祭」です。

7月に行われている祇園祭と、10月の行われている時代祭と合わせて、京都三大祭とされています。

 

もともとこの葵祭は別名「賀茂祭」と呼ばれます。

この祭りでは上賀茂と下賀茂と両神社の祭礼が行われています。

 

太古別雷神(わけいかづちのかみ)が、現在の社殿の北北西にある山に降臨された時に

開かれた祭りだと言われています。

 

567年、日本は自然災害が多く起こり、作物が育たなくなってしまいました。

そこで、当時の天皇から命令をうけ、占い師がうらなったところ、

賀茂の神々の祟りが原因だという結果がでてきました。

 

その祟りを抑えようと4月に盛大に行われた祭りが、葵祭の始まりです。

 

“Japanesquest”さんの動画“Aoi Matsuri Festival in Kayoto! / Video Japan Guide”

をシェアさせていただきます。 お楽しみくださいね。(日本語の字幕付き)

 

こちらのGENスタッフブログもご覧くださいね。

日本の夏祭り パート1
日本の夏祭り パート2
日本の夏祭り パート3

 

T.F

 

 

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