三十三間山の思い出
2019年08月04日
先日、部屋の引き出しを片付けていたら、若かりし頃に勤めていた会社で所属していたワンダーフォーゲル部の機関誌が出てきました。山登りの経験はおろか、予備知識もまったくない私でしたが、今思えば、女性が極端に少ない職場だったので調理担当など女手が欲しかったのでしょう、熱心に誘われてあまり深く考えずに入部してしまいました。
終業後は会社のグラウンドでランニングをします。そうして初めて登ったのは福井県若狭町にある三十三間山(標高842m)でした。記憶はもうかなり薄れているのですが、想像以上にハードだったことや、山頂手前の広々とした草原に着いた時の、海まで見える眺めの雄大さや爽快感は覚えています。機関誌によると、この時の昼食メニューは、ごはんと麻婆豆腐、フルーツ、レモンジュースとなっていました。
ところで、山岳部出身で同期だった男性が機関誌に書いていた「山の悟りの極み」という文章にはこんな記述が... ― 山の水 飲めばバテるし 飲まねば地獄 飲んでバテるが 山の常 ― (H.S)
三十三間山の草原にて皆で記念撮影
県外出身者が多かったので今では皆さん地元に帰ってしまったようです
気持ちは熱くとも優しかった山男たち、皆元気かな?