スタッフブログ
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「ねこがかわいいだけ展」
2019年09月26日
先日、大阪へ行った際に、猫の写真&グッズ展 「ねこがかわいいだけ展」を見てきました。この展示会では、猫の何とも愛らしい姿を捉えた写真や造形、アートをたっぷり堪能できます。
猫写真家・沖昌之さん撮影
(画像はFASHION PRESSより)
中山みどりさん作フェルトアート
(画像同上)
プロのフォトグラファーが撮った絶妙な猫写真だけでなく、応募で集まった全国の皆さん自慢の猫写真も圧巻でした。今さらながら、猫ってほんとに愛されてるんですね。また、見たこともない珍しい猫の紹介ポスターもあって目を引きます。憧れるのはベンガルやサバンナキャット。でもあのコたちはほとんどヒョウ?なので、飼うにしても子猫の時はまだしも成猫になったらかなりスリリングかと思いきや、性格はどちらも甘えん坊らしく、そのギャップがまた憎いです。
東京や大阪での開催は終わりましたが、これから横浜、静岡でも開催されます。(H.S)
【動画】サバンナキャットと飼い主のお出かけ(2'31")
確かにワイルドだけど、足でモミモミするのを見るとやっぱり猫ですね。
野鶏頭(のげいとう)
2019年09月20日
ろうそくの炎のような面白い形の花が田んぼの脇に咲いていました。この花については全然知らなかったので、なんとか調べたところ「野鶏頭(のげいとう)」という植物でした。Wikipediaによると「花穂がピンク色の原種のノゲイトウが日本でも関東地方以西の暖地で野生化しているケースも多く見られる」と、福井のこの辺りはちょうど当てはまります。
こんなふうに野山で見た花の名前を調べるたりするたびに、いかに自分が物を知らないかということを感じるわけですが、名前が分かっただけでその植物のことを知っているような気になるのも不思議ですね。それにしてもフサフサとした猫のシッポのようでもあり、なかなかかわいい花だなと思います。
TS
全体像はこんな感じ。背景の白い花はそばの花。
生誕100年 水上 勉展 ~生きるということ~
2019年09月19日
福井県立図書館内にある福井県ふるさと文学館で開催中の「生誕100年 水上勉展」に行ってきました。水上勉さん(1919-2004) は、福井県おおい町生まれの作家で、代表作には直木賞を受賞した『雁の寺』や、『飢餓海峡』『越前竹人形』『はなれ瞽女おりん』などがあります。
会場内の大きなパネルになった水上さんが雪の中、コート姿で佇む写真のダンディさにはそこいらの俳優も敵いません。 また、壁面いっぱいに並べられた水上さんの本はどれも味のある装丁で壮観です。中でも特に、白地に淡い紅色でタイトルだけが大きく書かれた『五番町夕霧楼』の表紙は印象的でした。
直筆の原稿も多く展示されていて、その何とも柔らかな、やさしい字に水上さんの人柄が偲ばれます。やはり赤入れや直しはかなり多く、最終稿を仕上げるまでの大変さを目の当たりにしました。
また、あるエッセイからの一文には心揺さぶられました。
―私は、子供時代を振り返って、何一つの教訓などたれなかった貧乏な父と母のことを思い、二人はいま千篇の書にまさる言葉をいっぱい残して死んだことに気づいている。―
こんな水上さんだから、『ブンナよ、木からおりてこい』みたいな小説も書けたのですね。
この展示会は観覧無料で、貴重な映像や講演音声もあり、水上先生の集大成を見ることができる贅沢な空間です。一日ここにいられるくらいでした。(H.S)