オイケモノ神事(その2) 能舞台
2016年02月29日
2月23日(火)に小浜市の加茂神社で行われた「オイケモノ神事」に行って来たのですが、境内を撮影していて見慣れない建物に目が留まりました。それがこの本堂のすぐ前にある大きな「能舞台」です。
ちょっと調べてみると、小浜を含む若狭地方は昔から能が盛んで、多くの神社にこのような能舞台があるのだそうです。「倉座」という能楽集団が存続していて今も各地の舞台で能を演じているとのこと。
本殿の真ん前にある能舞台に今年の埋納箱をはじめ種々の供物が供えられ、祈りが捧げられます。
能舞台に関して、あるブログに「昼間のガラーンとした境内の舞台で、謡う人も舞う人もただただ神に捧げるための能の、見せ物でない素朴さに胸を打たれた。」という記述がありました(若狭:能舞台を求めて村里を巡る 文・写真:伊達美徳)。まだ能は見ていませんが、これはまさに「オイケモノ神事」を見て感じたことと同じだなあと思いました。
T.S