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スタッフブログ

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「睡眠不足の科学  眠れぬ夜の解消法」

2020年04月12日

ビューティ&ヘルス

先日、NHK Eテレの「ドキュランドへようこそ」で放送されたイギリスのドキュメンタリー「睡眠不足の科学 眠れぬ夜の解消法」がとても面白かったのでご紹介したいと思います。

 

新型コロナウイルスが蔓延する今、免疫力を上げるためにはしっかり睡眠を取ることが必要だとは分かっていても、なかなか十分な睡眠を取れずにいる人は多いのではないのでしょうか。

 

そもそもなぜ睡眠が必要なのかと言うと、睡眠が足りないと免疫システムがダメージを受けてしまうからです。身体にも大きな負担をかけます。私たちは日中に受けたダメージを眠っている間に修復しているので、眠らないとダメージが翌日また翌日と積み重なってしまうのです。睡眠不足が健康を損なうのはそのためです。

 

番組では、人口の7割が不眠の問題を抱えるイギリスで、いつも熟睡しているという若者4人が48時間寝ないという実験に参加して、その間どういった変化が起こるかを調べました。

 


実験のために集まった若者たちとプレゼンター(左から3人目)、立ち会った医師(右端)

 

実験では、集中力や記憶力の低下、痛みへの抵抗力が減ることが判明します。実は、きちんと眠れていないと痛みを感じやすくなると言われています。脳内ホルモンのドーパミンには痛みを抑える作用もあるのですが、睡眠不足だと生成量が減ってしまうのです。

 

調査によれば、睡眠時間が7時間未満の人は、関節炎や腰痛などに悩まされる傾向が強くなっています。推奨される睡眠時間は1日8時間です。

 

また、不眠に悩む人も多く、ある男性は20年も不眠で苦しんでいます。そこで、オックスフォード大学の睡眠医学教授が彼の治療にあたり、2つの提案をしました。

 

この治療は「睡眠時間制限」と呼ばれる方法で、1つめの提案は、「いつもより少し遅くベッドに入り、いつもより少し早く起きて、ベッドにいる時間を圧縮して目が覚めている時間を締め出す」。

 

そして2つめは、「いつもより遅くベッドに入ったら、電気を消して横になったまま、少しだけ長く起きているようにする。目を閉じそうになっても、まだまだあと30秒という調子で、眠気にやんわりと逆らう」。

 

起きていようとすると、逆に眠りに落ちてしまうものらしいのです。そしてこの治療を受けた不眠に悩んでいた男性も、起きていようと頑張ったら、何といつのまにか寝てしまっていたそうです。

 

私もあまり寝つきがよくないので、この方法を試してみたら、いつもよりすんなりと寝られて、よく眠れている気がします。寝つきが悪くて悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。(H.S)

免疫システムは私たちの身を守る最良の武器

2020年03月01日

ビューティ&ヘルス

新型コロナウイルス感染症が世界各地で広がっています。
感染を防ぐためには、まず手洗いですが、その他に私たち自身でできることが、身を守る最良の武器と言われる免疫システムを高めることです。

 

以下の情報と画像は、エリカ・アンギャル/ Erica Angyal Facebookページ@ericaangyal から抜粋して共有させていただきました。(※エリカ・アンギャルは、オーストラリア出身の栄養コンサルタントで、ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントを務めていました)

 

1. 加工されていない自然な食品を食べましょう
免疫システムを高めるためには十二分な栄養素を必要とします。にんじん、ブロッコリー、ブルーベリー、キウイフルーツ、キャベツ、ほうれん草、トマトなどのカラフルな果物や野菜を積極的に摂りましょう。これらは免疫システムを高めるビタミンCやベータカロチンを豊富に含んでいます。他に免疫増強効果のある食品として、海藻類、きのこ類、玉ねぎ、にんにく、生姜、ヨーグルト、マヌカハニー、味噌、納豆などがあります。また、淹れたての緑茶も素晴らしい免疫アップ効果が期待できます。逆に免疫の働きを弱めてしまうものには、砂糖、マーガリン、ハム、ベーコン、ソーセージ、ケーキ、クッキー、ドーナツ、ソフトドリンクなどがあります。

 

2.しっかりと睡眠をとりましょう
ある研究によると、平均睡眠時間が8時間の人に比べて7時間未満の人は、風邪を引くリスクが3倍になることが判っています。そして、たった一晩の睡眠不足でもナチュラルキラー細胞(NK細胞)が28%も低下することが明らかになりました。睡眠の初期段階の間に、さまざまな種類の免疫細胞の濃度がピークに達して、逆にストレスホルモンが低下するのです。睡眠がいかに重要な役割を果たしているかが分かりますね。

 

3.自分のストレスマネージメントをしましょう
過労やストレスに晒されると、免疫システムは打撃を受け、弱まってしまいます。ストレスを感じた時は、深呼吸やストレッチ、ヨガをしたり、本や雑誌を読んだり、面白い映画やテレビ番組を見て笑ったり、ゆっくり入浴するなど、自分に合った方法でストレスマネージメントをすることで免疫システムの働きが高まります。

 

また、アロマセラピーも効果的なので、マスクの内側にエッセンシャルオイルを一滴たらせば、免疫を高めるだけでなく、とても良い香りなので気分も上がりますね。特に免疫を高めるとされているのはベルガモットですが、ユーカリ、ティーツリー、オレガノ、タイム、レモン、ラベンダーもおすすめです。高用量ビタミンCやミネラル亜鉛などのサプリメントを摂るのも有効です。

 

以上のことをできる範囲で取り入れて、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスの感染を予防したいですね。(H.S)

 

簡単でおいしい♪ドライフルーツヨーグルト

2020年02月16日

ビューティ&ヘルス

生の果物を切らさず毎日食べるのはちょっと大変ですよね。でもドライフルーツなら保存が効くので便利です。それにドライフルーツは栄養分が凝縮されていて、食物繊維も生より増えるので、ヘルシーな食材のひとつなんです。

 

ということで積極的に摂りたいドライフルーツですが、やや固いのが難点でしょうか。ところが、刻んでヨーグルトに混ぜ、一晩置いてみてください。翌朝にはとても柔らかく食べやすくなっています。

 

なぜなら、ドライフルーツがヨーグルトの水分を吸ってふっくらするんですね。そしてヨーグルトからも余分な水分がなくなり、クリーミーで極上のデザートのような味わいになるのです。ウィンウィンとはまさにこのことですね! 冷蔵庫から出してすぐ食べられるので朝食にもぴったりです。(H.S)

 


ドライクランベリーをトッピング
底には刻んだドライフルーツ
これを軽く混ぜて食べます 

 


市販のドライフルーツなら何でもOK
最近話題のデーツ(ナツメヤシ)もおいしいですね
デーツは栄養価も高く、ミネラル豊富です

 


ヨーグルトのおすすめはこれ
小岩井生乳100%ヨーグルト 
酸味が少なくなめらかなので、このまま食べてもおいしいです
(画像は小岩井乳業株式会社 公式サイトより)

「孫正義が3カ月に一度歯医者に行く理由」

2020年01月26日

ビューティ&ヘルス

先日、定期検診で歯医者に行ったら、待合室にPRESIDENT誌の歯に関する記事のコピーが置いてありました。私も興味深く読んだので、一部ご紹介したいと思います。(以下、PRESIDENT 2019.8.2号より抜粋)

 

―ソフトバンクグループの会長兼社長の孫正義氏が健康面で人一倍気を使っているのは、歯。多忙な中でも、3カ月に一度の歯科検診は長年続けているそうです。孫氏がそこまで歯のチェックにこだわっているのは、米国などでは歯並びと白い歯がその人の健康のバロメーターという考え方があるからです。お酒を一滴も飲めず、食にはこだわらないことで有名な孫氏ですが、自己のメンテナンスには多大な注意を払っているのです。孫氏のように3カ月に一度歯医者に通うことはもはや常識と言ってもよく、自分の歯の寿命が、自分の仕事での「活躍寿命」を決めると言っても過言ではありません。―

 

―歯石はどうしてもたまるものです。そしてたまり続けると歯周病が悪化します。また、残存歯数が少ないほど認知症になりやすいのです。歯周病の人は、脳血管障害、心臓疾患、動脈硬化、誤嚥性肺炎、糖尿病、メタボリックシンドロームになるリスクが高まります。健康寿命を長くするためには日頃からの歯のケアは不可欠なのです。―

 

私が行く歯医者さんの定期検診では毎回、赤い染色液で歯の磨き残しがないかをチェックするのですが、いつもどこかに磨き残しを指摘されます。で、注意された箇所を意識して磨いていると今度は別のところがおろそかになっていたり…。すべての歯や歯と歯ぐきの間を丁寧に磨くのはなかなか大変ですが、歯周病にならないためにも頑張りたいものです。(H.S)

 


(画像はPRESIDENT 2019.8.2号より)
PRESIDENT Online で、この記事の一部を読むことができます。

食物繊維で脳も健康に

2019年05月30日

ビューティ&ヘルス


食物繊維が大切というのは周知の事実。でも、その効果すべてが知られているわけではないようです。食物繊維は腸内フローラを整えるだけでなく、実はコレステロールの吸収を抑えてくれるので、中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる働きもあるんですね。

 

そして何と食物繊維は脳のエイジングケアにも重要な役割を果たしているらしいのです。最新の研究によって、食物繊維を多く摂ると脳の炎症が軽減されることが判明しました。脳内の炎症が軽減されることで、アルツハイマー病、認知症、そしてパーキンソン病の発症リスクが下がります。ですから食物繊維の多い食事によって、脳の健康と若さを保つことができるというわけです。まさか食物繊維が脳にまで関係しているなんて驚きですよね。

 

上質な食物繊維を含む食材には、豆類、芋類、海藻類、クルミ、アーモンド、きのこ類、りんご、プルーン、イチジク、ラズベリー、ブロッコリー、アボカドなどがありますが、私は食物繊維を日々確実に摂るため、ごはんを炊く時に粉末の寒天を入れています。お米2合で2gほど混ぜるだけ。味もまったく変わらないし、毎日食べる主食で食物繊維が摂れるのでとっても手軽です。

 

寒天の産地として知られる長野県の諏訪地方では、ごはんを”美味しくするために”、寒天を入れて炊くのは昔からの常識だそうです。私も最近では寒天なしのごはんは何だかちょっと物足りない気がします。そう言えば、長野県は長寿県としても知られていますね。 食物繊維の力もあるのかもしれません。これからもなるべく食物繊維が摂れる食生活を心がけていきたいと思っています。(H.S)

 

参考サイトと画像: エリカ・アンギャル Facebookページ

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