食物繊維で脳も健康に
2019年05月30日
食物繊維が大切というのは周知の事実。でも、その効果すべてが知られているわけではないようです。食物繊維は腸内フローラを整えるだけでなく、実はコレステロールの吸収を抑えてくれるので、中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる働きもあるんですね。
そして何と食物繊維は脳のエイジングケアにも重要な役割を果たしているらしいのです。最新の研究によって、食物繊維を多く摂ると脳の炎症が軽減されることが判明しました。脳内の炎症が軽減されることで、アルツハイマー病、認知症、そしてパーキンソン病の発症リスクが下がります。ですから食物繊維の多い食事によって、脳の健康と若さを保つことができるというわけです。まさか食物繊維が脳にまで関係しているなんて驚きですよね。
上質な食物繊維を含む食材には、豆類、芋類、海藻類、クルミ、アーモンド、きのこ類、りんご、プルーン、イチジク、ラズベリー、ブロッコリー、アボカドなどがありますが、私は食物繊維を日々確実に摂るため、ごはんを炊く時に粉末の寒天を入れています。お米2合で2gほど混ぜるだけ。味もまったく変わらないし、毎日食べる主食で食物繊維が摂れるのでとっても手軽です。
寒天の産地として知られる長野県の諏訪地方では、ごはんを”美味しくするために”、寒天を入れて炊くのは昔からの常識だそうです。私も最近では寒天なしのごはんは何だかちょっと物足りない気がします。そう言えば、長野県は長寿県としても知られていますね。 食物繊維の力もあるのかもしれません。これからもなるべく食物繊維が摂れる食生活を心がけていきたいと思っています。(H.S)
参考サイトと画像: エリカ・アンギャル Facebookページ