隠岐でも撮影 ― 3カ国合作映画『Kokoro - 心』
2016年07月26日
フランスの友人からのメールに書かれていた映画のタイトルです。
この映画の原作は2010年にフランスで発表された小説『ル・カ・レグリエ』(正常な鼓動)で、
映画はベルギー・フランス・カナダの合作。
そして主演の一人を日本の俳優、國村隼(じゅん)さんが演じています。
4カ国で撮影を行ったというこの映画、昨年4月上旬には日本でのシーンが撮影されました。
そのロケ地は、島根県隠岐にある赤壁(せきへき)という断崖。
実は原作ではわが福井県の東尋坊が舞台だったのですが、ストーリーが問題となり、
撮影許可が下りなかったそうです。
そこでスタッフが日本中をロケハンして決まったのが隠岐だったというわけです。
その原作は実話で、東尋坊で自殺をしようとする人たちを助ける元警察官の話。
そう、モデルは「ちょっと待ておじさん」として有名な茂幸雄さんだったんですね。
いずれ日本語の翻訳版が出たら読んでみたいものです。
この映画、フランスではもう公開されているそうですが、日本での公開は来年の予定。
複数の映画祭へも出品されるようで、日本で観られる日が楽しみです。(H.S)