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創業四百余年・戦国大名朝倉氏秘伝の酒「蘭麝(らんじゃ)酒」 

2018年03月08日

日本酒

福井市の隠れ里とも呼べるような東郷地区に、ひっそりとその暖簾を守り続けている酒蔵
「青木蘭麝堂」があります。酒蔵と言ってもこちらで造られているのは漢方の生薬を十数種入れた
健康酒。戦国大名朝倉家に伝わる秘酒で、旧家である青木家が四百年余りも一子相伝でその製法を
守り、造り続けているのです。

 

昨年GENで取材させていただいたこともあり、私も蘭麝酒を家に常備しています。
疲れを感じた日や、今日はぐっすり眠りたいなと思う時はキャップに一杯、寝る前にいただきます。
味はカルーアのような感じでしょうか。まろやなか甘さで美味しいです。
この冬は厳しい寒さと大雪で大変でしたが、風邪を引かずにすんだのは蘭麝酒のおかげもあったかもしれません。そう言えば、ご当主の奥様も、ちょっと風邪気味だなと思ったら寝る前に蘭麝酒でうがいをするように多めに飲んで寝ると、翌朝は元気になってしまうと話していました。

 

それにしてもこの「蘭麝」という言葉、難しいけれども何だか一度聞いたら忘れられない気がしませんか?インタビューの中で奥様も話していましたが、「蘭麝」とは広辞苑にも載っているれっきとした
日本語なんですね。
※ 蘭麝 - 蘭の花と麝香との香り。また、よい香り。(広辞苑より)

 

青木蘭麝堂は一乗谷朝倉氏遺跡からほど近い、郷愁をそそる用水の流れに癒されるとても静かな環境にあります。朝倉氏遺跡に行かれた時は、帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。優しいご当主夫妻が歓迎してくれること間違いありません。また西武福井店でも「蘭麝酒」と「うす墨桜」を買うことができます。(H.S) 

 


風情ある青木蘭麝堂の玄関と周辺

 


店頭の様子。壁には昔の製造法の絵図も

 


蘭麝酒と大体一回に飲む分量

 

※取材に伺った時の動画はこちらです。