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沖縄の伝統的な焼き物「やちむん」

2018年08月26日

アート・工芸

「やちむん」とは、沖縄の言葉で焼き物のこと。
四百年の歴史を持つ、沖縄を代表する工芸品ですが、いたって実用的な器でもあります。

 

沖縄の土を使い、沖縄の植物を原料とする藍色、飴色、緑色の釉薬が特徴のやちむん。
定番の柄は唐草文様や魚紋などですが、最近では伝統を守りつつ新たな感性で作られた器も多く見られるようになってきました。

 

人間国宝の金城次郎(1912-2004)は、日常で使う「やちむん」だけを黙々と焼き続けていました。
そのことが高く評価されて、沖縄初の人間国宝に選ばれました。
そして、その背中を追うように育った世代が、現代のやちむんの担い手になっています。

 

素朴な色合い、おおらかなデザインと温かな質感で日常に気兼ねなく使えるやちむん。
ゴーヤーチャンプルーなど盛り付けるとちょっとした沖縄気分が楽しめます。
手頃な価格のものも多いので旅の記念におすすめです。(H.S)

 


沖縄へ行くたびに少しずつ買ったやちむん