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スタッフブログ

花垣・南部酒造場 酒蔵まつり

2019年05月16日

日本酒

先週末、大野市の七間(しちけん)通りで開催された 「花垣」 酒蔵まつりに行ってきました。七間通りでは「山菜フードピア」も同時に開催されて、奥越の山々で収穫された山菜を中心に、春の地元の味が勢揃いしていました。

 

花垣の酒蔵まつりに来たのは今回が初めてです。酒蔵まつりでは、仕込み蔵の自由見学、蔵人ガイドによる見学ツアー、無料のきき酒教室も開かれて、私はきき酒教室に参加してきました。教室には、東京から駆け付けた熱心な花垣ファンの女性もいました。

 

教室では5種類のお酒で、きき酒にチャレンジするのですが、素人の私でも温度や器によって香りや味が変わることが分かりました。でも自分の感じた微妙な味わいを言語化するのは本当に難しい!あるお酒の香りを「湿った苔の匂い」と表現した参加者がいて、すごいと思いました。講師を務めた杜氏さんいわく、これは表現する訓練を積むしかないそうです。私もまた修行を積んで再挑戦してみたいです。

 

店舗の隣では、特設の「酒蔵BAR(バル)」がイベント期間のみオープン。花垣スタッフと差しで貴重な裏話を聞きながら、何種類もある花垣のお酒をグラス一杯からいただくことができます。造り手が熱く語る話には目からウロコが落ちっぱなし。ワインと日本酒との決定的な違いや、なぜワインには当たり年があって日本酒にはないのか、米や土壌のこと、そして杜氏の本当の凄さが分かって、日本酒の深さにますます感じ入りました。(H.S)

 


店頭ではこの時しか買えない限定酒や、樽から直接瓶詰めする販売もありました

 


私はイベント限定の純米原酒「茶木屋」(ちゃのきや)を買いました
まるで白ワインのようなボトルです
ちなみに茶木屋とは、大野藩の御用商人だった南部酒造場さんの江戸時代からの屋号だそうです
このお酒は冷やでも燗でも、そして何と水で割っても美味しいそうです

 


店内入ってすぐ右にある古い茶室の入口 
それと、お店の方が教えてくれたのですが、店内には中庭が見える色付ガラスが
はめ込まれている箇所がありました
中庭には桜が植えられているそうなので開花の頃また是非見てみたいものです

 


酒蔵BARも賑わってました

 


酒蔵BARのメニュー

 


鑑評会用に蔵の総力を注ぎ込んで醸した非売品の大吟醸
その名も「究極の花垣」が、今まさになみなみと注がれて...

 


花垣が誇る蔵人三人衆ここにあり
(左から製造部長・杜氏、次期蔵元、杜氏・頭)