芸妓と舞妓の違い Part 2
2015年12月16日
置屋前を歩く舞妓さん
お茶屋
まず始めに、「芸妓」と「芸者」の違いはご存じでしょうか? 「芸妓」は京都で使われ、京都以外では「芸者」と呼ばれます。
<住む場所>
さてメイントピック、「芸妓、舞妓の違い」に戻りましょう。舞妓さんは芸妓さんになるための見習いです。
舞妓さん達の住む場所は「置屋」という家。しかし簡単には入れません。
15歳頃の女子→条件を確認→応募→書類審査→合格→「置屋」に1年間仕込み(置屋と御茶屋のお手伝いやお稽古)として入れる→舞妓試験→舞妓デビュー(お座敷にあがれる)、その後約5年間見習い期間→襟換(着物の色、髪型を変える式)→芸妓!!
「置屋」を拠点に彼女たちは約5~6年間の修行期間を過ごします。
「お母さん」と呼ばれる置屋の主が舞妓さん達に花街の様々な作法やしきたりを教えたり、お稽古の手配、面倒をみるという本当のお母さんのよう。
「お母さん」は舞妓さんを養女として受け入れることもあります。
芸妓さんになると基本「置屋」を出ます。
芸妓さんの住む場所は私達と同じように普通の家、アパート、マンションです。しかし自身の芸のために「置屋」に残る芸妓さんもいるそうです。
華やかな世界の裏では相当な努力をされているのですね。
続きは次回、お楽しみに!!!
T.F