「くるちの杜100年プロジェクト」in 沖縄県読谷村(よみたんそん)
2016年08月04日
最近「島唄」でおなじみ元THE BOOM 宮沢和史さんのトークを聞く機会があり、そこでこの
プロジェクトのことを知りました。宮沢さんが言うには、「島唄」が大ヒットして沖縄音楽がより多くの人に愛されるようになったことは素晴らしいこと、しかしながら一方で、三線の売り上げも急速に
伸びて、三線の棹の材料である黒檀(沖縄では黒木ーくるちーと呼ばれる)が無計画に伐採された
結果、今や沖縄では黒木がほとんど採れなくなってしまったそうです。
そこで宮沢さんはじめ、「百年後の沖縄をくるちの杜でいっぱいにしたい」との想いに賛同した有志により、2012年このプロジェクトが立ち上げられました。生育するのに百年かかるというくるちを、
沖縄本島中部にある読谷村から植樹をして育てていこうというプロジェクトです。
毎年少しずつ育っていくくるちを愛でながら歌って飲んで、そしていつか孫の孫たちがその育った
くるちでできた三線を弾く日が来ることを願いながら、プロジェクトのメンバーたちは暑い夏も
草刈りや手入れに精を出しています。(H.S)
(同プロジェクト Facebookページより)
発起人の宮沢和史さん(右)と、筆頭賛同人で南島詩人という別名を持ち、幅広い活動をしている
小浜島出身の平田大一さん(左)。ちなみに沖縄のエイサー曲として知られる「ミルクムナリ」は
彼の作詞でインディーズながら1万枚を超えるヒットを記録。
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