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宮古島旅日記(その2)

2016年10月16日

宮古島の言葉はとても独特です。
それは、沖縄本島の琉球語や石垣島などの八重山方言ともまったく違っていて、
中でもユニークなのは「ぱぴぷぺぽ」の音を含む言葉が多いこと。
たとえば「うれしい」は「ぷからす」と言います。何ともかわいい響きですね。

 

また「ん」から始まる言葉も多く、居酒屋の予約席にはよく「んみゃーち ○○様」
とのカードが置かれていますが、この「んみゃーち」とは「ようこそ」という意味なんです。
「ようこそ」は沖縄本島では「めんそーれ」、石垣島では「おーりとーり」なので、
全然違いますよね。こういう言葉の違いを見ると、これらの島々はかつては
一つ一つが別の国みたいなものであり、独自の文化が育ってきたことを改めて感じます。(H.S)

 


島内には藍染めや宮古上布の織物を体験できる工房があります。
私は藍染めに初挑戦。染めるというのは実は酸化させることらしく、
藍染液から引き上げて空気に触れさせる時が意外と難しいのです。
この作業をまんべんなくやらないと染めムラができてしまうんですね。

 


たまたま通りかかったおうちの玄関先なのですが、いかにも南国らしく見事だったので思わずパシャリ。

 


マンゴー農園の一角にあるカフェでマンゴースムージーをいただきました。
コースターもさり気なく藍染めです。カフェの奥様がおっしゃるには、今年は宮古島には一度も台風が上陸していないので、海水温が下がらずサンゴ礁が白化したり、農作物にも
害虫が付きやすくなったりするそうです。台風のもたらす雨や風も自然界には必要なんですね。

 


大好きな宮古そば。沖縄そば(そばと言っても蕎麦粉ではなく小麦粉の麺です)の宮古バージョンで、沖縄そばより麺が細くてトッピングも少し違います。石垣島の八重山そばも好きです。

 


ある夜のメニューから。ラフテー(豚肉を泡盛と黒砂糖で煮込んだもの)とミミガー(豚の耳皮)
そしてオリオン生 → これは外せません!
沖縄で飲むオリオンビールってどうしてこんなにおいしいんでしょうね。

 


毎晩、三線ライブが行われている沖縄料理店でのステージの様子。
この演者お二人、ふだんは牛(宮古牛は絶品ですよ!)を飼いながら夜はライブ活動をしているとか。音楽が島の人々の生活と共にある、そんな宮古島の伝統がこれからも続いて欲しいと思うのでした。