福井のご当地グルメ「ボルガライス」
2017年09月24日
福井で有名なご当地グルメというとまず思い浮かぶのはソースカツ丼でしょうか。
福井には他にも、おろしそば、鯖のへしこ、焼き鯖寿司など色々ありますが、今日はボルガライスの
ご紹介です。ボルガライスは、オムライスの上にトンカツがのっているメニューのこと。
名前の由来は諸説入り乱れており、ロシアのボルガ川説やイタリア・ボルガーナ村説などなど、
これだけ由来が特定できないメニューもめずらしいのではないでしょうか。
実は私、今回、初めて食べたんです、このボルガライス。
ボルガライスと言えば、有名なのはやっぱり越前市の「ヨコガワ分店」。
ということで福井市からちょっと足を延ばして行ってまいりました。
ヨコガワ分店は総社大神宮(おそんじゃさん)のすぐ手前、いわゆる仲見世通りにあります。
初めて来る人にはちょっと分かりにくいと思いますが、おそんじゃさんに向かって左手の細い道から
進入して、境内駐車場か、もしくは回り込んでお店前のスペースに車をとめることができます。
どちらもいっぱいの場合は無料の「まちなか駐車場」も利用できますよ。
お店の開店は11時半ですが、ちょっと早く着いたので、おそんじゃさんの境内をぶらぶら。
ここは高校時代に時々来た記憶があるのですが、今見ると意外とこじんまりしていて昔のイメージと
ちょっと違っていました。あの頃はもっと広く感じたんだけど…。
開店時間になると、外にいた私にお店の女性が笑顔で「どうぞ」と声をかけてくれました。こういう
フレンドリーな対応には心がほぐれますね。するとそこにちょうど女性のお客さん二人もやってきたので「どちらからですか?」と聞くと、東京と名古屋からとのこと。でも二人とも出身は越前市の白山
地区で高校の同級生、それも偶然、私と同じ高校だったのですっかり意気投合して店内の小上がりの
テーブルで一緒に食事することになりました。
お二人とも年老いたご両親が施設に入っているので月に一回はお互いの予定を合わせて会いに来るんだそうです。「福井はやっぱりいいですか?」と聞くと、「福井はいいわね。年々よくなるわ。何と言っても福井は災害がないでしょう?雪も最近は降らないし。ただ生鮮食品が高いわね」とのこと。災害がない、物価が高い、という意外な意見にちょっとびっくりしましたが、確かに住んでいると見えないことってありますね。
さて肝心のボルガライスのお味はというと、これが予想に反して、意外とあっさり!食べる前はもっともっとボリューミーなものを想像していて、体重増加を覚悟していたけど、ライスの量も多すぎず、
上にのっているカツも薄めで柔らかくて、さっぱりしたトマトソースとのバランスが絶妙で美味しかったです。男性なら大盛りでもいいかもしれません。なんて書いていたらまた食べたくなってきました。
ボルガライスは他にも越前市の洋食屋さんやカフェなどで食べることができます。
そのお店ごとにレシピが少しずつ違うみたいなので食べ比べてみて、お気に入りのボルガライスを
見つけるのもいいですね。(H.S)
ヨコガワ分店の入口
店内の様子
これが噂のボルガライス!
美味しそうでしょ?
お店の軒先にはためくボルガライスの旗