26年前の旅行記
2019年02月21日
先日、長年の友人から「よかったら読む?」と言って、原稿の束を渡されました。それは40枚以上にも及ぶ、その友人と26年前にロンドンへ行った時の旅行記でした。
彼女は筆まめで文才があり、その時の旅行についても福井を出るところから帰って来るまで詳細に綴っていたのです。もちろん私もロンドンへ行ったという記憶は確かに残っているものの、ホテルはどうだったとか、日々の詳細な行程などについては記憶がかなり薄れてきていました。
インターネットもまだ普及していなかったその時代、頼りになるのはガイドブックのみ。
撮った写真ももちろんフィルムです。
少しドキドキしながら読み始めると、消えかかっていた記憶がよみがえり鮮明にアップデートされていくようで感慨無量でした。何物にも代え難い宝物をもらった気持ちです。私ももしこれから長い旅に出る時には絶対書いておこうと思いました。
その友人は以前、新選組が京都の壬生寺で剣術の訓練をしているところに、一人の少女が現代からタイムスリップするという小説も書いており、読ませてもらって涙した記憶があります。あの原稿を何とか本にして欲しいなあと思うのですが、彼女は自分の楽しみに書いたのだからと、そんな気はまったくないようです。(H.S)
その時のロンドン旅はここへ来るのが目的でした。
1991年に亡くなったフレディ・マーキュリーの自宅です。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」にも、この建物部分のカットが登場していました。
ファンからのメッセージがいたるところに書かれたフレディ邸のレンガ塀。
私たちは2日後にまた訪れて花束と手紙を置きました。
その旅行記の一部