足羽川堤防にある俵万智さんの歌碑
2020年01月07日
桜橋に近い足羽川堤防上にある俵万智さんの歌碑
昨日桜の名所として有名な足羽川堤防の遊歩道を歩いたら福井育ちの歌人俵万智さんの歌碑が目にとまりました。
この歌碑は30年ほど前に足羽山に設置され、2004年の福井豪雨で決壊したこの堤防の修復工事の際にこの場所に移されたということです。見た覚えがなかったんですが、既に15年もここにあったんですね。
「さくらさくら さくら咲き初め 咲き終り なにもなかったような公園」
今この桜並木を見ると水害の事を思い出しますが、元々その桜は、福井の街が米軍の空襲により壊滅した先の戦争の後、慰霊と街の復興を願って当時の人々がここに植えたもの。
「なにもなかったような」という言葉には季節の移り変わりを超えた大きな時の流れを感じます。
TS
終戦後植えられ樹齢70年以上になる桜
雪の無い2020年新春の福井市街