芸妓と舞妓の違い Part 1
2015年12月13日
芸妓さん 舞妓さん
芸妓 ( げいぎ、げいこ、どちらとも呼べます。)と舞妓の大きな違いは、舞妓さんは見習い、芸妓さんは見習い修了者であるということです。
舞妓さんは20歳前後、芸妓さんは20歳半ば以上が一般的です。
<髪の毛>
まず、舞妓さんの髪の毛は地毛を使用。そして一度結うと一週間はそのままで、寝る時もはずしません。枕も特別な、時代劇に出てくるようなものを使用します。 髪飾りは華やかな明るいものを幾つも使います。
一方、芸妓さんは髪の毛は地毛ではなく、かつらです。髪飾りはいくつも使用しません。
<着物>
舞妓さんの着物の色や模様は華やかで袖の長い振袖を着用。帯は(およそ5〜6メートル)「だらり帯」。長く垂れるように結ばれます。
舞妓さん
芸妓さんはシンプルな柄、落ち着いた色の着物を着用。
芸妓さん
<履物>
舞妓さんの履物は「おこぼ」又は「ぼっくりげた」と言われ、非常に底が高く10センチもあるものです。これは着物の裾が地面についてしまわないようにだそうです。
芸妓さんの履物は草履。
このように見ますと芸妓さんの方が経験から得られる気品やオーラを身にまとう分、格好はシンプルですね。
ということで、今日はここまでとさせていただき、続きは次回。
お楽しみに!
T.F