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スタッフブログ

「天神講」と焼きガレイ

2016年01月27日

ふくい暮らし

ここ福井県嶺北地方を中心に、毎年1月25日は「天神講」といって、 天神様こと学問の神様と言われる菅原道真公の掛け軸の前に焼きガレイをお供えして、その後に掛け軸を片付けるという風習があります。 そもそもこの天神様の掛け軸、女の子は持っていません。 男の子が生まれると、母方の両親からその子に贈るのが昔からのならわし。 ですから、一家に何体も天神様がいらっしゃる場合もあります。 そして掛け軸によってそのお顔も違うのですが、何となくその持ち主に似てくるという噂もあるとか。 福井ではこういった伝統や天神様信仰が今も脈々と受け継がれているのです。 ひょっとすると、福井県の子どもたちの学力が全国トップレベルなのは天神様のおかげかもしれませんね。(H.S)