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世界遺産「春日大社」の式年造替(しきねんぞうたい)

2016年07月08日

京都・奈良

先月、奈良に行く所用があったので、世界遺産「春日大社」に参拝してきました。
すると今年はちょうど「式年造替」の年にあたっていて、二十年に一度、移殿(うつしどの)という
仮の本殿に移られている神様に特別にお参りすることができました。

 

伊勢神宮の「式年遷宮」はとても有名ですが、「式年造替」という言葉はこの時初めて目にしたので
早速説明を読んでみると、「造替」とは「遷宮」と違い、本殿の位置はそのままで建て替えを行うことなんですね。

 

千二百年にもわたり続いているというこの行事、今年も滞りなく進んでいるようで、
これからも絶えることなく続いていくことを、そしていつ来ても美しい本殿がそこにあり続けることを願いながら、春日大社を後にしました。(H.S)

 


春日大社の参道にある大鳥居

 


さて「式年造替」とは?

 


春日大社がある森の中には十五以上の社があり、人が生涯に遭遇する様々な難所から守る神様がいると言われています。その一つ、夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)にある水占い用の水槽

 


春日大社といえば、やはり回廊や燈籠の美しさが見どころ

 


緑の中に朱色が映えますね。左に見えるのは樹齢八百年、ご神木の大杉