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福井県大野市のナポレオン石

2019年06月19日

自然・植物・動物


幅85cm、奥行き40cm、高さ55cm
大野市役所のロビーに展示されていた大きなナポレオン石。1965年に真名川で見つかり、昨年発見者から市に寄贈されました。現在は大野市歴史博物館で展示されています。

 

それにしても面白い模様ですねえ。
今年(2019)3月に大野市役所を訪ねた際に初めて見て、フズリナや三葉虫のような古代生物の化石かと思いましたが、その丸い模様はマグマの中で鉱物の結晶が成長してできたものでした。これだけの大きさのものはかなり珍しいようです。

 

正式名を球状閃緑岩というこの岩石は「ナポレオン石」として大野市の天然記念物に指定されています。その名前は、ナポレオンが生まれたコルシカ島がこの石の良質な産地であることに由来します。そして真名川上流の大野市下若生(しもわかご)地区が日本で4か所しかないこの石の産地の一つなのです。
T.S