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映画「えちてつ物語」

2018年11月21日

映画

映画えちてつ物語のチラシ

いよいよ11月23日(金・祝)から、福井のローカル線「えちぜん鉄道」と、その電車に

乗っている素敵なアテンド(客室乗務員)の映画、「えちてつ物語」が全国公開されます。

その日は有楽町スバル座で主演の横澤夏子さん、緒方直人さん、児玉宜久監督が

舞台挨拶を行います。(11:35の回、上映終了後に舞台挨拶)

 

全国の上映される劇場情報はこちらから

 

福井では11月3日より先行ロードショーされているということで、私も先日観にいってきました。

 

福井の美しい景色や人とえちぜん鉄道、そしてそのアテンドの成長をじっくり観られる映画です。

お笑いタレント横澤夏子さんの元気いっぱいの笑顔と心のこもった演技が印象的でした。

 

 

えちてつのアテンドさん

その横澤夏子さんが演じる、えちぜん鉄道に乗っているアテンドとは切符を販売したり、

目的地への行き方やその周辺でのおすすめスポットを教えてくれたりします。

話しやすくてフレンドリーな客室乗務員です。

 

えちてつの電車から見える景色

このアテンドと電車から見える素晴らしい景色がえちぜん鉄道の魅力です。

 

 

えちてつの電車から見える景色

ゆったりと電車に揺られながら見る家々、大きな美しい空、田んぼ、山や川は

いつ見てもほっとします。

 

機会があれば是非、「 えちてつ物語」を観てみてください。

そして、えちぜん鉄道にも乗ってみてくださいね。

 

T.F

 

映画「ボヘミアン・ラプソディ」鑑賞

2018年11月12日

映画

日本での公開をひたすら待っていた映画だったので、初日に早速見てきました。

 

 

映画「ボヘミアン・ラプソディ」はイギリスが生んだ伝説のバンド、クイーンとそのリード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いた作品です。実は私もクイーンの大ファン。中学生の頃、
ラジオから突然流れてきた「炎のロックン・ロール」のギターリフを聴いた時の衝撃は今も覚えています。

 

クイーンの人気にまず火がついたのは日本だったというのは有名な話ですが、フレディの日本好きも
相当なものでロンドンの自宅には日本庭園までありました。宮本武蔵の「五輪書」も読んでいたそうです。映画の中でも「売れたら日本ツアーだぞ」という台詞が出てきて思わずにんまりします。
またフレディのミュンヘンの家のセットのドアのところには何と金閣寺のお札が貼られていました!

 


フレディが亡くなって27年。伊丹氏はフレディからプレゼントされたカルティエの腕時計を今も着けています。

 

フレディ役のラミ・マレックはじめ、他のメンバーを演じた俳優たちも素晴らしい演技でクイーンの
人生をリアルに追体験できる、映画としても稀有な傑作だと思いますが、クイーンファン、ロックファンにとってはもう怒涛の感動と涙で、あっという間の2時間15分に違いありません。これほど「終わって欲しくない映画」に出合うことはきっともうないでしょう…。二回目の鑑賞はIMAXで見る予定を
しているのでとても楽しみです。(H.S)

 

映画「カメラを止めるな!」鑑賞

2018年09月13日

映画

 

またひとつ、愛すべき映画がこの世に送り出されました。
福井でも先頃ようやく公開された 「カメラを止めるな!」です。

 

冒頭、役者さん全員が無名という邦画を見るのはこれが初めてかも?と思いながら、そのことに若干の不安を感じている自分がいて、私も映画に対する固定概念に縛られているのかと思ったのも束の間、
どんどん映画の中へと引き込まれていきました。

 

ところで、この映画のプロデューサー、市橋浩治さんは福井県越前市出身、また上田慎一郎監督はお隣り滋賀県の長浜市出身ということで、より親近感を感じてしまいますね。

 

上田監督は、舞台挨拶で来福した時のインタビューで「製作費300万円だったからこその手作り感が
この映画の良さになり、無名の役者さんたちだったからこそ展開の読めない映画にすることができた」と話していました。マイナスが見事プラスに転じたわけですね!

 

色々な要素で楽しめて、見終った後はとてもハッピーになれる映画です。
百聞は一見にしかず。予備知識は必要ありません。
ふらっと映画館に出掛けて、ぜひ「カメ止め!ワールド」に身を預けてみてください。(H.S)

映画「羊と鋼の森」鑑賞

2018年06月14日

映画

この映画の原作は福井市生まれの宮下奈都さんで、2016年の本屋大賞を受賞した作品です。
私も原作を読み、映画化されると聞いてから公開を楽しみにしていたので早速見てきました。

 


東宝WEB SITEより
映画の公式サイトはこちら→「羊と鋼の森」 

 

そうしたら何と映画館のロビーで宮下奈都さんご本人とばったり!
もちろん面識はありませんでしたが、思わず「ご本人に会えるなんて!これから楽しみに見ます」と
言うと、宮下さんは「私もこれから見ます」とにこやかにお返事してくれました。試写で既にご覧に
なっているはずですが、地元の映画館で他のお客さんと一緒に見るのはまた違うのでしょうね。
宮下さんは地元のテレビ番組で時々拝見することがあるのですが、おっとりとして上品で、控えめな話し方とどこか少女っぽい透明感もあって、本当に素敵な方だなぁといつも思っていたのですが、リアル奈都さんもそのままの方でした。

 

映画は、美しい絵画のようなシーンが多くて、役者さんたちの演技もそんな映像を決して邪魔しないものでした。ピアノを調律している手元も本物の調律師のようで、皆さんかなりの準備をしてきたであろうことが伺えました。私は光石研さんの演技が好きなのですが、今作でも台詞は少なくてもやっぱり
存在感があります。本当に巧い役者さんだと思います。また、素晴らしいピアノの演奏も堪能できるので映画と音楽の両方の醍醐味を味わえます。特に上白石萌音・萌歌さん姉妹のピアノ演奏には圧倒されました。

 

ピアノ調律の才能がないと思っている主人公に、先輩調律師がこう言います。
「才能っていうのは、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないかな」
私はこの言葉はすべての人に伝えたい金言だと思います。
何かがものすごく好きで、それを究めることができたら、きっとそれが立派な才能なんですね。

 

そして、エンディングテーマ(曲・久石譲、演奏・辻井伸行)がまた泣きたいほど美しく、作品の世界がずっと続いていくようでした。こういう上質な映画を見ると、日頃の惰性的になりがちな生活を見つめ直して、いくらか軌道修正してくれる気がします。(H.S)

 

映画「万引き家族」鑑賞

2018年06月06日

映画

先ごろ開催された今年のカンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督の
「万引き家族」
。先週末、福井でも先行上映されたので早速見てきました。

 


一見、豊かな国と思われている現代の日本。
でもそこにはもっともっと議論されるべき問題が山積みしています。
映画を見ながら、次から次へとそんなキーワードが脳裏をよぎります。
そしてそれをメッセージ色などまったく出さずに淡々と映し出す脚本と演出。
加えて、キャストの皆さんの演技を超越した演技が圧倒的なリアリティを生み出しています。
子役の二人も本当にすごい。途中からは、もはや映画を見ているという感覚ではなくなってきます。
食べるシーンが多いのは、食べないと人は生きていけないからでしょうか。

 

是枝監督は安易に泣かせてはくれません。白黒付けさせてはくれません。
わざと外してきます。あたかも、簡単に泣けて正解はこう、なんていう底の浅い映画にはしたくないという監督の矜持を感じるようでした。

 

この映画は、にわか評論家気取りで、ああだこうだと批評すべき映画ではないように思います。
そんな偉そうなことなんてきっと誰にも言えないはずだし、見終っても答えは出ないままだけど、貧困や善と悪について、生きること、死ぬこと、家族愛について、私達一人一人が今一度深く考える機会を与えてくれているのです。(H.S)

 

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