福井から世界へ—日本の魅力を動画で発信

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スタッフブログ

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今できない事

2020年04月20日

雑感


越前焼作家 泉直樹さん

 


踏青舎(とうせいしゃ)全景、手前の建物の中に窟窯(あながま)

 

越前町に工房「踏青舎」を構える陶芸作家、泉直樹さんが久しぶりに窟窯を焚くというのでちょっとおじゃましてきました。最近なかなか焚けないというお話を以前伺っていたのですが、新型コロナウイルスの影響で教室等の予定がなくなり時間ができたので、この機会に焚くことにしたとのことでした。そのためにこの1か月で200点もの作品を作ったそうです。

 

一人でできないことや旅行とかは別にして、スケジュールが空いたのを利用してふだんできないことをやろうという人は多いでしょう。僕にも時間がないことを理由に後回しにしてきたことがあります。でも自宅にいることが多くなったこの時期にそれができなかったとしたら、永遠にできないでしょうね。「時間がない」という言い訳はできなくなりました。
T.S

新型コロナウイルスに関してとても良かった番組とありがたいウェブサイト

2020年03月24日

雑感

新型コロナウイルスが突然この世にあらわれてわずか数か月で世界中を大混乱におとしいれていますが、この数日の間にとても良い情報源を二つ知ることができました。

 

ひとつは3月22日放送のNHKスペシャル「“パンデミック”との闘い ~感染拡大は封じ込められるか~」。今夜23:15から再放送があります。またNHKプラスで一週間ほどの間は見られるようです。

 


“パンデミック”との闘い ~感染拡大は封じ込められるか~

 

これに登場するクラスター対策班のリーダー、東北大押谷教授の話からは日本の現状と、最前線で戦う専門家が持っている危機感をとてもよく理解することができました。無駄に怖がる必要はないけれども、これまでに分かって来ている敵の性質に応じた対策をきちんとやっていないと、いつ爆発するかわからないということです。

 

もうひとつはiPS細胞の山中教授が個人的に立ち上げたウェブサイト、「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」

 


山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

 

ここでは様々な情報源から「何がわかっていて、何がわかっていないのか」を明快に教えてくれています。データなどの「事実」とそこから考えられる「意見」がはっきり分けて書かれている事にも感銘を受けました。

 

これら二人の科学者による情報発信に触れて、単にできあがった知の体系ではなく、未知の物に対した時の態度こそが科学なんだなあと感じました。根拠のない憶測、デマや似非科学がはびこりかねない今、自分も少なくともそのような態度は心掛けたいと思います。

 

この二人がそれぞれ「とてもよくできたウイルス(押谷教授)」「非常に狡猾なウイルス(山中教授)」と敵を称えて(?)いるのも印象的でした。
T.S

福井藩 江戸上屋敷拝領 400年記念 福井県物産展

2020年02月04日

雑感

 

「福井藩江戸上屋敷拝領400年記念 福井県物産展 in KITTE」と名付けられたイベントが先週開かれました。KITTEは東京駅丸の内南口を出た所にある6階建ての商業施設。旧東京中央郵便局を一部保存したレトロな外観で、その上にそびえる真新しい高層ビルJPタワーとの対比が目を引きます。その地下1階が今回の会場となった観光・ビジネス情報センター「東京シティアイ」というスペースです。

 

たまたま30日に東京で開かれた技術セミナーに参加した「ついで」のような感じで訪れたんですが、そこで初めて「福井藩江戸上屋敷拝領400年記念」が冠されていることとその意味を知り「なぜ東京駅で?」という疑問は解けました。福井藩江戸上屋敷があったのは今の「大手町プレイス」なので会場の近くです。

 

ところで銀座の町並みの基礎を作ったのは福井藩士で東京府知事をつとめた由利公正でした。安政の大獄で処刑された橋本左内や梅田雲浜の墓がある回向院は荒川区。台東区には福井藩邸跡にできた「福井町」がありました。東京の中心部にも福井にゆかりのある物がいろいろあるんだなとあらためて思いました。
T.S

ものづくりの楽しさ、ジャパンドローン2019会場にて

2019年03月28日

雑感

 

半月前に幕張メッセで開かれた展示会「ジャパンドローン2019」で見たものの中で、特に印象に残っているのがこの段ボールで作られたアイデアスケッチです。

 

なんだか楽しそうなこの模型は、オリジナルのドローンやロボットを開発する会社のブースで見つけました。これを見て、自分が中学校で動くおもちゃを木で作る課題に取り組んだ際に、同じように段ボールで模型を作ってあれこれ考えたことを思い出したんです。

 

ドローンの世界はすでに産業フェーズで、運送、建築、農業、災害対策などのために様々なシステムが開発されています。それらはもちろん実用のために作られているのですが、その開発者たちはワクワクして取り組んでいるんじゃないかなと思いました。
T.S

 


上のスケッチを元に作られた縮小サイズのモックアップ。ドローン(無人航空機)ではなく人が乗れる空飛ぶバイクというようなもの。

 


会場には手作り感満載の機体がいっぱい

 


ジャパンドローン2019の会場風景

 

忍者のような重機

2019年02月19日

雑感

 

上の写真はかなり離れた所から撮っているので不鮮明ですが、
先週の金曜日、崖崩れの現場らしき斜面上で重機が動いているのを見て驚きました。

 

たぶん斜面の上からワイヤーで吊っているのだと思います。
でもどう見ても45度はありそうな急斜面ですから運転席に座っているだけでも怖そうです。

 

よく行われる作業かどうかは知りませんが、
こんな現場で働く人たちの技術と勇気に感服しました。
T.S

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