スタッフブログ
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芸妓と舞妓の違い Part 3
2015年12月21日
芸妓さん
舞妓さん
<生計の立て方>
一般的に、舞妓さんの生活にかかる全ての費用を、「置屋」が出します。
生活費だけではなく、着物代やお稽古にかかる費用の面倒をみてくれのです。
お金は必要な分をお小遣い制でお母さんから舞妓さんへ。お給料制ではありません。
芸妓さんになると、自分で生計を立て、自分の能力等でお座敷に呼んでもらうようになるのです。
お給料を少し置屋へ渡すそうです。
<仕事内容>
舞妓さんの主な仕事内容は、お客さんにお酌をしたりお話相手になることです。
芸妓さんは芸を中心にした仕事内容となっています。
舞踊や音曲・鳴物で宴席に興を添えるのです。
<年齢制限>
舞妓さんは15歳頃~20歳前後です。
芸妓さんは、年齢制限はありません。
最高齢現役芸者(東京、浅草なので芸妓さんではなく芸者さんとよばれる)浅草ゆう子姐さん(92歳)という方がおります。
<舞妓と芸妓の関係>
舞妓さんと芸妓さんの関係を少し見てみましょう。
舞妓さんはお姉さん芸妓さんと杯を交わして一生を通しての教育係、
本当の姉のようになってもらいます。
舞妓さん達にとって、修行時代の大切な場所と時間を過ごす置屋, お母さん, 芸妓さん達, 舞妓さん達の関係は一生続きます。
本当の家族の様な感じなのです。
舞妓さん 芸妓さん
どうでしょう、大きく分けるとこのような違いがあります。
舞妓さん、芸妓さんの世界は語るには非常に多くの物事があります。簡単には語れません。
その他にもたくさん違いがあります。
厳しい作法の習得、経験を重ねて美しい舞妓、芸妓さんになれるのです。
そして日本の文化になくてはならない存在となり、毎日おしとやかに輝き続け,人々を魅了しています。
舞妓さん
T.F
芸妓と舞妓の違い Part 2
2015年12月16日
置屋前を歩く舞妓さん
お茶屋
まず始めに、「芸妓」と「芸者」の違いはご存じでしょうか? 「芸妓」は京都で使われ、京都以外では「芸者」と呼ばれます。
<住む場所>
さてメイントピック、「芸妓、舞妓の違い」に戻りましょう。舞妓さんは芸妓さんになるための見習いです。
舞妓さん達の住む場所は「置屋」という家。しかし簡単には入れません。
15歳頃の女子→条件を確認→応募→書類審査→合格→「置屋」に1年間仕込み(置屋と御茶屋のお手伝いやお稽古)として入れる→舞妓試験→舞妓デビュー(お座敷にあがれる)、その後約5年間見習い期間→襟換(着物の色、髪型を変える式)→芸妓!!
「置屋」を拠点に彼女たちは約5~6年間の修行期間を過ごします。
「お母さん」と呼ばれる置屋の主が舞妓さん達に花街の様々な作法やしきたりを教えたり、お稽古の手配、面倒をみるという本当のお母さんのよう。
「お母さん」は舞妓さんを養女として受け入れることもあります。
芸妓さんになると基本「置屋」を出ます。
芸妓さんの住む場所は私達と同じように普通の家、アパート、マンションです。しかし自身の芸のために「置屋」に残る芸妓さんもいるそうです。
華やかな世界の裏では相当な努力をされているのですね。
続きは次回、お楽しみに!!!
T.F
芸妓と舞妓の違い Part 1
2015年12月13日
芸妓さん 舞妓さん
芸妓 ( げいぎ、げいこ、どちらとも呼べます。)と舞妓の大きな違いは、舞妓さんは見習い、芸妓さんは見習い修了者であるということです。
舞妓さんは20歳前後、芸妓さんは20歳半ば以上が一般的です。
<髪の毛>
まず、舞妓さんの髪の毛は地毛を使用。そして一度結うと一週間はそのままで、寝る時もはずしません。枕も特別な、時代劇に出てくるようなものを使用します。 髪飾りは華やかな明るいものを幾つも使います。
一方、芸妓さんは髪の毛は地毛ではなく、かつらです。髪飾りはいくつも使用しません。
<着物>
舞妓さんの着物の色や模様は華やかで袖の長い振袖を着用。帯は(およそ5〜6メートル)「だらり帯」。長く垂れるように結ばれます。
舞妓さん
芸妓さんはシンプルな柄、落ち着いた色の着物を着用。
芸妓さん
<履物>
舞妓さんの履物は「おこぼ」又は「ぼっくりげた」と言われ、非常に底が高く10センチもあるものです。これは着物の裾が地面についてしまわないようにだそうです。
芸妓さんの履物は草履。
このように見ますと芸妓さんの方が経験から得られる気品やオーラを身にまとう分、格好はシンプルですね。
ということで、今日はここまでとさせていただき、続きは次回。
お楽しみに!
T.F
オックスフォード英語辞典「今年の単語」に選ばれたのは...
2015年11月25日
何と日本発祥の絵文字でした!受賞したのは「うれし泣きの顔」。
選ばれた理由は2015年に世界的に最も使われた絵文字だから。
絵文字は英語でもそのまま “emoji “と呼ばれるようになり、
今やSNSの広がりと共に世界的に使われているとか。
文字の伝達手段が、言語を選ばない象形文字に戻っていくような気がしますね。(H.S)