秋も深まってくると体を温めてくれる料理が恋しくなりますね。
ということで、久しぶりにロシア料理の「すうぷ屋」さんに行って来ました。
多分、福井市内で唯一本格的なロシア料理が食べられるのがこのお店だと思います。
「すうぷ屋」さんは確か創業当初、片町からほど近い商店街にあったのですが、その後
ちょっと高台の住宅街である今の場所に移転しました。それからでもかなり年数が
経っているのでなかなかの老舗と言えるのではないでしょうか。
さて、お店に着いてバックで車を停めようとすると、中からオーナーさんらしき男性が
出て来て「はーい、オーライオーライ」と誘導してくれます。日もとっぷり暮れた頃で
バックモニターのないわが車にとってはありがたきお心遣いでありました。
そして早速、玄関前に出ているメニューをチェック。Bコースに決めました。
だってボルシチもピロシキもつぼ焼きも全部入っているからです!
窓際の席に案内されて、眼下の道を走る車のテールランプを眺めながら静かな食事タイム。
そこでふと思いました。福井ってこういうロケーションのお店、意外と少ないよねと。
越前海岸沿いには最近でこそカフェも増えましたが、たとえば京都の川床のように
川風を受けながらとか、夜景を愛でながらとか、通り過ぎる車の流れが風景の一部として
彩ってくれるようなお店って少ない気がします。
こうなったら、箱物整備よりも足羽(あすわ)川に川床作るっていうのはどうでしょう?
もしくは京都の三条大橋のように幸(さいわい)橋のたもとにスターバックスを誘致しては?などと、まったくロシアと関係のないことが閃いたひとときでした♪(H.S)
お店の外観
エントランスホールの飾り付け
店内の様子
座ったテーブルの後ろの壁にはチェブラーシカとプーチンとメドベージェフ
まずはボルシチから。サワークリームが味に厚みを出しています。
揚げたてのピロシキ。ふわふわで美味しかったです。
お好みでマヨネーズやケチャップを添えていただきます。
メインのつぼ焼き。中身は何種類かから選べます。私はチーズときのこをチョイス。
デザートとチャーイ。ロシアンティーというと紅茶にジャムを入れて飲むと思われていますが、
本当はジャムを少しずつ口に含みながら紅茶を飲むのが正しい飲み方だとオーナーが教えて
くれました。